ポーカーのプリフロップのハンドレンジ表の見方や重要性を徹底解説!!
ハンドレンジ表の概要
ハンドレンジ表とは
ハンドレンジ表とは、プリフロップでハンドをどのようなアクションを行えばいいのか、一目で分かるようにまとめた表です。
ポーカーではカードが最初に二枚(ハンド)配られ、まだボードが開いていない時点(プリフロップ)で、参加するのかしないのか決めます。参加するのであればコールなのかレイズなのか、アクションを決定する必要があります。
例えば、AA のような非常に強力なハンドであればレイズで参加しますし、72 オフのように弱いハンドであればフォールドします。
ハンドレンジ表の見方
ハンド
- ポケット 二枚のカードが同じランクを持つハンド。
- 同じマーク(スーテッド) 二枚のカードが同じマークであるハンドは、ハンドレンジ表の画像の右上部分で表され、「s(suited)」が付きます。
- 違うマーク(オフスート) 二枚のカードが異なるマークであるハンドは、ハンドレンジ表の左下部分で表され、「o(off suite)」が付きます。
ハンドのアクション
赤:レイズ
緑:コール
青:フォールド
灰色: 既にFOLDしているハンド
ハンドのアクション頻度
画像のハンドレンジ表では、A4sは50%頻度でコールし、50%頻度でレイズすることを示しています。
ハンドレンジ表を実際にさわってみたい方には、NTPoker がオススメです。
ハンドレンジ表を無料で確認することができます。
ハンドレンジの重要性
どのハンドでどのように参加するのか、あるいは参加しないのか、ここを適当にやっている人としっかりと訓練している人とでは必ずと言っていいほど収支に大きな差が付きます。
ポーカーにおける基礎中の基礎とも言え、絶対に蔑ろにしてはいけません。
プリフロップを覚えることが大切な理由は以下の通りです。
経験数
ポーカーは常に、プリフロップから始まり、フロップ、ターン、リバーへと進行するため、当然プリフロップの経験数が最も多くなります。そのため、最も経験数の多いプリフロップを万全にすることは、長期的な収支に対して他のどの要素より影響すると言っても過言ではありません。
改善点に気づけない
プリフロップはゲームを続けるなかで、自ら改善点を見つけることが難しい傾向にあります。例えば、参加すべきハンドで参加せずフォールドしてしまった場合、そのことについて後から個別に振り返らない限り、それが期待値的にマイナスのプレイであったと分かり得ません。
これは大きなポットの勝負で負けてしまった時と異なり、自覚の無いうちに期待値を損失してしまっていることになってしまいます。
そのため、「やりながら勉強しよう」が通用し辛く、意識的に勉強することが必要になります。
レンジの推測
ポーカーでは、相手の持っている可能性のあるハンドレンジを常に推測しながらプレイします。
ハンドレンジに関する知識が無ければ、相手のハンドレンジを効果的に推測することが難しくなります。
一方で、ハンドレンジに関する知識があれば、相手のハンドレンジ、さらにレベルまで推し量ることができます。
ハンドレンジの種類
ハンドレンジはプリフロップにおけるアクションが一目で分かる表になります。
ハンドレンジはポーカーをプレイする条件によって変化するため、非常に数多くの種類があります。
代表的な条件は下記の通りです。
- ゲーム形式(キャッシュゲーム、トーナメント)
- プレイ人数(ヘッズアップ、6Max、9Max)
- ポジション(SB、BB、UTG、HJ、CO、BTN)
- チップ量
- 状況(Open、3Bet、4Bet)
最もオーソドックスな 6Max、100BB のキャッシュゲームだけでも、ポジションと状況の組み合わせで 30 以上のレンジが存在します。
条件の例
- ゲーム形式: キャッシュゲーム
- プレイ人数: 6Max
- あなたのポジション: HJ
- チップ量: 100bb スタート
- 状況:あなたがBTNに3Betされている
ハンドレンジは数多くの種類があるため、全てを暗記することは現実的ではありません。 そのため、工夫してハンドレンジの覚えることが非常に重要であり、以下の記事で解説しています。
まとめ
ハンドレンジは初心者脱却、そして中長期的に収支を向上させていくうえで非常に重要になります。まずはしっかりとプリフロップを地道に特訓することが、実はポーカーを上達する上で最も早い近道になります。