【徹底解説】ポーカーのGTOとハンドレンジ紹介
ポーカーでは、他のプレイヤーの動きを予測し、自分のハンドの強さを最大限に活かす戦略が求められます。
この記事では、ポーカー上達のための重要な要素の1つのハンドレンジについて解説します。
GTOとハンドレンジ
ポーカーで勝つための重要な要素の一つが、プリフロップハンドレンジです。 プリフロップにおけるアクションの選択はポーカーをプレイする上で毎回行われます。そのため、どのようなハンドで参加し、どのようなハンドで参加しないかを適切に選択することは、中長期的な勝率に大きく寄与します。
ハンドレンジは、ゲーム理論に基づいて最適化することが可能です。 プリフロップでのレイズサイズや、ポストフロップのアクションを考慮し、GTOに基づいたハンドレンジを作成することは理論上可能になります。
しかし、GTOに基づいた完全なハンドレンジ作成するためには、計算量が膨大になってしまい非現実的です。 また、算出された頻度などを0.1%単位で人間によって完全に再現することも同様に不可能です。
そのため、レイズサイズなどの一部の情報をモデル化し、限定的にすることでGTOに基づいたハンドレンジを近似的に計算することが可能となります。 モデル化 の仕方が異なると、ハンドレンジも変わります。
また、これらのハンドレンジは相手のプリフロップのアクションに対応して調整するべきです。相手の行動を正確に読み取りエクスプロイトすることで、自分の期待値を高めることが可能です。
近似的に計算されたハンドレンジ
代表的なハンドレンジには次の2つのレンジがあります。
- GTO Wizard
- NTPoker
これらのハンドレンジは、適切なモデル化を行い、GTOに基づいて近似的に計算されたレンジ表です。そのため、これらのハンドレンジを使用することで、GTOに類似したプレイが可能になります。
ハンドレンジ管理ツール
ハンドレンジを管理できるツールとして、NTPokerをはじめ、「Poker Snowie」や「GTO Wizard」などがあります。それぞれの特徴と違いは以下の通りです。
NTPoker
- 操作が直観的かつ簡単であり、IOSアプリでは最も見易いUI
- 利用者に合わせてハンドレンジをカスタマイズでき、友人間でのレンジの共有が可能
- 作成したレンジに基づいたトレーニング機能も搭載
- プリフロップツールの利用は全て無料
GTO Wizard
- 豊富な種類のハンドレンジが全て無料で利用可能
- Webアプリ
Poker Snowie
- 実践に近い形式でベットサイズの調整などが可能
- ウェブおよびモバイルアプリ
これらのツールは利用用途やレベルに応じて使い分けるべきです。 普段からスマホでポーカーツールを使うことを前提としている場合、機能のバラエティ、及びUIが最も優れているNTPokerがおすすめです。
一方で細かい条件値の変更、マルチウェイのレンジなどをウェブから使う場合にはGTO Wizardがおすすめです。
まとめ
ハンドレンジは、ポーカーで勝つための重要な要素です。近似的に最適化されたハンドレンジを使用することで、GTOに基づいたプレイを非常に近いレベルで再現できます。 NTPokerなどのツールを使い、ハンドレンジを正しく管理し、トレーニングを積み重ねれば、それだけでもあなたのポーカーの実力は相当なものになります。