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【脱初心者】ポーカーのレンジで考えるとは?上級者はみんなやってます

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ハンドレンジとは?

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ハンドレンジの考え方

ハンドレンジはあるプレイヤーが持ち得るであろうハンドの組み合わせのことです。

ポーカーでは、常に相手がどんなハンドを持っているか考える必要があります。 しかし、特定のハンドを予測するのは難しいため、相手が持ち得る組み合わせで考えます。 そのためには、プレーを進めながら「相手が持ち得ない組合せ」を消していくことで相手のハンドレンジを絞っていく必要があります。

これをまとめると

  • 相手のハンドを推測しながらポーカーをプレーする
  • 特定のハンドを予測するのではなく考えうる組み合わせから推測
  • 思考のプロセスとして「持ち得ない組み合わせ」を消していく

上記3つを考えながら、ポーカーをプレイしましょう。
それでは、具体例を見てハンドレンジを確認してみましょう。

具体例

プリフロップ

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プリフロップで、UTGがレイズ600で参加して、COがレイズ1800(3ベット)を打ち、さらに、UTGがレイズ4500(4ベット)をしました。

UTGのハンドレンジは、例えば、JTsや65sなどのスーテッドコネクターの割合は少なく、[AA,KK,QQ,AK]などのプレミアハンドの割合が高いと考えられます。

ハンドvsハンドレンジで考える

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相手のハンドを、単体ではなくハンドレンジで考えることで、自分のハンドが相手のハンドレンジに対して、どれくらいの強さなのかがわかります。
相手のハンドレンジに対して自分のハンドの強さを推測することができれば、戦略的にバリューベット、ブラフベットを区別することができ、より利益的にプレーすることができます。

バリューベット

相手より強いハンドを持っている時に、獲得できるチップの量を最大化することを目的としたベット

ブラフベット

相手より弱いハンドを持っている時に、自分より強いハンドをフォールドさせることを目的としたベット
自分の役がいくら強くても、相手より弱ければショーダウンでポットを獲得することができません。 ポーカーは、相手のハンドレンジに対する自分のハンドの強さを相対的に考え、アクションを決める必要があります。さらには、相手があなたのハンドレンジをどのように考えているかも重要です。

「ハンドレンジ vs ハンドレンジ」で考えることができたら、あなたはとても手強いプレーヤーになれます。
これを考えることは難しいので、まずは「自分のハンド vs 相手のハンドレンジ」を考えてプレイしましょう。

ハンドレンジの推定方法

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ハンドレンジは人によっても大きく変わってきますが、代表的な推定方法を3つ紹介します。

プリフロップのアクション

相手がどこのポジションで、どのようなアクションをしたかを確認しましょう。 プリフロップレンジ表を確認することで、ある程度相手のハンドレンジを推定できます。

例えば、プリフロップでポジションが最も弱いUTGがレイズで参加してきた場合、UTGのハンドレンジはそれなりに強いことが想定されます。

アクション/ベットサイズ

相手のアクション(レイズ、リレイズ、コール、チェック)やベットサイズを確認しましょう。相手をよく観察して、「相手の癖」を見つけ、ハンドレンジの推定に必要な情報も手に入れましょう。 代表的な傾向としては以下のような例があります。

  • ずっとチェックする場合は、弱いハンドしか持っていない。
  • ベットサイズが高い場合は、強いハンドを持っていることが多い。

ハンドを振り返る

相手が過去ショーダウンしたハンドやアクションなどを振り返ることで、相手の傾向が見えてくるはずです。
自分がフォールドしていても、他のプレーヤーがショーダウンしたハンドは貴重な情報なので必ず確認しましょう。
それでは、具体的なハンドレンジの推定方法を見てみましょう。

プリフロップ

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あなたはUTGです。レイズ600で参加して、相手(BTN)がコールしました。
相手のコールしたハンドを推定しましょう。まず、相手のハンドを推定するために、初級編であったプリフロップレンジ表を参考にします。

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自分のハンドが、レイズした人のポジションよりも1個上ならコール、2個以上ならさらにレイズ。同じか下だったらフォールドです。

そのため、今回の相手のコールするハンドは黄色で囲まれた部分と推定でき、AAやKKなどの自分が負けているハンドは少ないと考えられます。 相手のハンドレンジを頭に入れたうえで、フロップに行きましょう。

フロップ

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フロップは、♦A♠K♣2でした。
相手(BTN)のハンドレンジを考えると、相手の持ち得る役は、強くてもAヒットなどが推定されます。
あなたはAKを持っているので、相手のハンドレンジに対してとても強いことがわかります。そのため、十分にバリューベットを打つことができます。

まとめ

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本章では相手のハンドレンジを推定することで、より利益的にプレーをする方法について解説しました。
最初は難しいと思いますが、相手のハンドレンジを推定することは、ポーカーをプレーする上で常に考えなければなりません。
1つだけ注意してほしいことは、相手の事を決めつけず、様々な可能性を考える事です。理論上、どんなハンドも持っている可能性があります。

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