【最強戦略!?】ポーカーのCBって何?
目次
コンティニュエーションベット(CB)について
コンティニュエーションベット(CB) はプリフロップでのアグレッサーが、フロップでも引き続きベットをすることです。
注意すべき点は、ドンクベットではなく、プリフロップのアグレッサーが引き続きベットをすることです。CBはポーカーをプレーする上でとても大事な戦略です。
CBを適切な状況、頻度で打つことによって、利益的にプレーをすることができる一方で、打つことができていないとあなたは結果として多くのチップを失ってしまいます。
本章では、CBを適切に打つことにより享受できるメリット、また打てていない場合のデメリットについて述べ、具体的にどのようなシチュエーションにおいてCBを打つべきか解説していきます。
CBを適正に打つ意味
CBを適正に打てるメリット
- 強いハンドを持っている時、ポットを大きくするため
プリフロップの時点で、アグレッサーであるため、多くの強い役を持っています。そういったハンドでは、相手からバリューを取るためベットをしていきましょう。
- ポットの確保
フロップの時点であなたのハンドが勝っていても、ターン・リバーのカード次第では、相手に逆転される可能性があります。そのため、相手のハンドをフォールドさせて、 ポットを獲得しましょう。
- 相手のフリーカードを与えない
フロップでコールした相手に、フラッシュ・ストレートドローがついた場合、自分がチェックしてしまうと、相手はチップを払わないで、ターンカードを見ることができてしまう。
CBを適正に打てないデメリット
- CBを打ちすぎると
相手にレイズされたり、ターン・リバーで、ベットやレイズされた時に、コールやレイズで抵抗することができずに、フォールドすることが多くなってしまいます。
- CBを打たなさすぎると
相手にフリーカードを見せてしまい、ターン、リバーで逆転され る可能性が高くなります。
CBを打つシチュエーション
CBを打つシチュエーション
CBは一般的に 60% ほどの頻度で打つことが適正値とされています。
以下のいずれかの条件に該当する場合に打つことが多くなります。
- 自分のハンドが強い時
- 自分のハンドは強くないけどボードが有利な時
- 相手にフリーカードを見せたくない時
この3点を踏まえて、CBを打つシチュエーションの具体例を見てみましょう。
CBを打つシチュエーションの具体例
プリフロップ
あなたはBTNにいるとします。BTNからあるハンドでレイズで参加しBBがコールして、フロップに行きました。3つのシチュエーションのCBの打ち方を解説します。
自分のハンドが強い時
あなたは♠9❤9を持っているとします。フロップであなたは9のセットになりました。あなたはすごく強いハンドを持っており、相手のKヒットやQJやQTやJTなどに向けてベット500のCBを打ちます。 このシチュエーションのベットサイズはポットの1/3を打つことが多いです。
自分のハンドは強くないけどボードが有利な時
あなたは♦Q♦Tを持っているとします。フロップはAハイボードで、Aハイボードはオリジナルレイザーに有利なボードかつあなたはバックドアフラッシュ・ストレートドローもついているのでベット500のCBを打ちます。 このシチュエーションのベットサイズはポットの1/3を打つことが多いです。
相手にフリーカードを見せたくない時
あなたは♣A♦Jを持っているとします。フロップはAのトップヒットで、相手のAヒット弱キッカーや♠のフラッシュドローや87・86などのガットショットなどに向けてベット500のCBを打ちます。 このシチュエーションのベットサイズは今回は1/3のサイズを打っていますが、2/3のサイズやチェックの選択肢もあります。
CBを打つべきでないシチュエーション
CBを打つべきでないシチュエーション
- 相手が有利のボードで自分はなにも持っていないとき
- マルチウェイの時何も持っていないとき
CBを打つべきでないシチュエーションの具体例
プリフロップ
プリフロップであなたはBTNで♠A♣Kを持っていて、レイズで参加してBBがコールしました。
フロップ
フロップは♦6♦5❤4で、相手のチェックに対してベット600のCBを打ち、相手からチェックレイズ2000を受けて、あなたは♠A♣Kをフォールドしました。
このシチュエーションは、チェックで回した方が利益的です。
フロップの654はBB側に有利なボードであなたのベットに対してレイズが返ってくるかつ、あなたはヒットやドローなど何もないのでチェックするほうがターンでAやKが落ちる可能性もあり、あなたが有利に立ち回ることができます。
次のシチュエーションに行きます。
プリフロップ
プリフロップであなたはCOで♣K♣Jを持っていて、レイズで参加してBTNとBBがコールしました。
フロップ
フロップは♠A❤8❤4でBBのチェックに対して、あなたはベット900のCBを打ちました。
今回のシチュエーションはマルチウェイのため、ヘッズアップの時と比べてポットが大きくなっています。そのため、CBのベットサイズも大きくなるため、コールされた時の損失も大きくなります。なので、マルチウェイでは強いハンド以外はCBを打たない方が得になります。
Aハイボードは、オリジナルレイザーに有利なボードですが、BTNとBBのコールレンジに❤のフラッシュドローや76s、56sなどのガットショットなども多くあります。降ろせるレンジも少なく、ポットも膨らんでしまうので、CBを打たない方が利益的になります。
CBによるエクスプロイト戦略
CBを打つ場合、相手のプレイスタイルでCBを打つ頻度が変わります。
- オーバーフォールドする相手には、CB頻度を高くする。
- プリフロのハンドレンジが強い人やなんでもコールするタフコーラーにはCB頻度を低くする。
CBを打って、相手にコールされてしまった場合は?
多くの場合は、コール側にヒットやドロー系のハンドを持っていることが多いです。なぜなら、なにも役なしでCBにコールをするのは厳しいからです。
相手にフロップをコールされて、ターンでダブルバレルを打つか悩んだ場合は、落ちたカードで判断しましょう。
落ちたカード次第で、自分のハンドがターンで強くなった時には打った方がいいですし、相手から見て、「オリジナルの手が強くなったように見えるカード」でも打っていきましょう。これは、相手にフォールドしてもらえる確率が高いからです。
例えば、AやKなどのカードが落ちたら、ターンのベットでペアになったことを主張することができます。
実際は、CBにコールされるとコール側の方が強いことが多いので、いさぎよく諦めることも戦略です。
まとめ
本章ではCBを適正に打つ意味や打つシチュエーションについて解説しました。
CBを適切に打てるようになることは、ポーカーをプレイする上でとても重要な事です。
フロップで開かれたボードによって、CBを打つか打たないかをしっかり判断して、バランスよく打てるように心掛けましょう。そうすることであなたのポーカースキルは格段に上達します。